金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

2024-01-01から1年間の記事一覧

物価上昇継続で「追加利上げの可能性高い

日銀の植田和男総裁がワシントンで講演し、一時的要因を除いて基調的に物価が上昇し続ければ「(追加で)金利を引き上げる可能性が非常に高い」との考えを改めて示しました。 日銀 具体的時期は言及しなかったのですが、外国為替市場では日米の金利差が意識…

フラット35、最頻金利が下降

住宅金融支援機構が取扱金融機関が提供する「フラット35」(買取型)の2024年4月の適用金利を発表し、融資率9割以下・借入期間21年以上の金利は、年1.820%(前月比0.020%下降)~3.210%(同0.240%下降)。取扱金融機関が提供する最も多い金利(最頻金利…

実体経済と乖離

株の値上がりが続き、日経平均株価は4万円超え、これで私たちの暮らしは良くなるんでしょうか。 日本経済の再生に向けた一歩として、まずは好感を持って受け止められているとはいえ、株価と実体経済との大きな乖離(かいり)があり、ぬか喜びできない状態で…

損保4社に政策株売却求める

金融庁が、企業向け保険の入札で価格調整していたことが発覚した損害保険大手4社に対し、「政策保有株」の売却を加速させるよう求めているのだそうで、顧客企業と良好な関係を維持するための株式の持ち合いが、公正な競争をゆがめた恐れがあるとして、不透明…

家計金融資産、平均1,307万円

金融広報中央委員会が発表した2023年の「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、2人以上世帯が保有する預貯金や有価証券など金融資産の平均額は、前年より16万円多い1307万円となり、株価上昇を背景に2年ぶりに増加したのだそうです。 家計金融資産 こ…

長期金利低下、3週間ぶり低水

日銀の政策修正観測が後退しており、債券に買いが入っている(利回りは低下)。 10年債利回りは0.563%付近まで低下、昨年12月21日以来の低水準。 金利の上下 今朝発表された11月の実質賃金が予想以上に減少、7カ月ぶりの減少率となったことを受け、日銀の政…