金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

2019-01-01から1年間の記事一覧

デフレには2つの意味がある

デフレーションというのは、物価が継続的に下落する状態のことをいって、通貨の価値が上がることを意味しているのですが、経済用語としては、供給過多・需要過多に基づく物価下落と定義されています。 現実的には、あらゆる経済活動が収縮することを意味して…

もはや経済大国ではない日本

かつての日本は経済大国として君臨しており、現在でも日本は世界第二の経済大国であることは間違いのないことなのですが、「経済大国」だからといって、国民一人一人が本当に豊かなのかといえば、現状を見る限り、豊かとはいえませんよね。 というのも、国レ…

お金を借りる夢

お金に関する総合的なメディア「お金借りるトリセツ」のアンケート調査によれば、「お金を借りる夢」を見たことがある?」かという質問に対して、15%の人がお金を借りる夢を見たことがあるのだそうです。 お金を拾ったり、宝くじが当たったというような夢は…

債権の話

金利は、お金のコストともいわれていて、お金のない人がお金のある人からお金を借りた場合、利子をつけてお金を返済することになるのですが、この利子が金利で、借りる側から見れば、金利自体、コストでしかありません。 逆に、貸した側から見れば、金利は収…

つみたてNISA優遇

金融庁が、積み立て型の少額投資非課税制度「つみたてNISA」の利用促進のため、優遇措置の導入を検討しているのだそうですよ。 つみたてNISA 企業が従業員の資産形成を支援するため、つみたてNISA向けに支給する奨励金の一部を非課税にするのだそうで、時限…

アメリカ長期金利が急低下

長期金利の低下が世界で加速し、アメリカ10年物国債利回りが7日に一時、前日より0.14%低い1.59%へと急低下(価格は上昇)しました。 米中対立や世界経済への先行き不安と世界的な利下げを受け、マネーが国債に逃避しているようで、投資家のリスク回避姿勢が…

金融緩和維持

日銀が金融政策決定会合で、短期金利をマイナス0.1%、長期金利をゼロ%程度に誘導する金融緩和策の現状維持を決める見通しなのだそうです。 金融緩和策の現状維持は9人いる政策委員の賛成多数で決まる見込みとなっており、長短金利操作のほか、上場投資信託(…

M&A減損、世界で16兆円

M&Aに絡む損失が急拡大しているようで、2018年度は世界で約1550億ドル、日本円にして約16兆円強と前年度比で66%増加し、08年の金融危機後で最大となったようで、世界的なカネ余りでM&A価格が高騰していたところ、米中貿易摩擦などを受けた景気減速が重なり、…

認知症の人の資産

認知症の人の資産ガ2030年にハ、今の1.5倍である200兆円になると試算されているのだそうですね。 これについては、金融業界にとっても大きな課題となっており、認知症となる前に本人の望む形でお金を使えるようにする準備が大切なのだそうで、大手信託銀行が…

企業投資、最高の52兆円

日本の上場企業が、2018年度に設備投資やM&A(合併・買収)に対して、約52兆円の資金を投じたのだそうで、これは過去最高の資金となったようです。 海外企業の買収が相次ぎ、小売りなどで人手不足に対応するための投資も増えているようで、中国景気の減速が…

通貨、金融の調節

日本のお金は、日本銀行、つまり日銀が発行しています。 そもそも日銀は法律によって「物価の安定を図ることを通じて国民経済の健全な発展に資する」ことが理念とされており、この理念に基づいて、通貨及び金融の調節を行っています。 この物価の安定を図る…

金利とインフレの関係

名目金利というのは、一般的に金利と言われているもので、物価上昇率などを勘案して調整を行っていない表面上の金利のことで、見かけの数値にしかすぎず、この数字は、「実質金利-インフレ率」で導くことができます。 それでは、インフレ率とは??? 日銀が…

経済の味方

経済というのは、個人ひとりひとりが、会社1企業1企業が自己の満足度を最大限に高めていこうとする行動に成り立っているというように考えることができるのですが、この個人や会社、一つに注目して経済をみることをミクロ経済といいます。 逆に、国の経済や世…

あるところからないところへ

お金の貸し借り。 銀行にお金を預けたり、企業が株式を発行して、資本金を集めたり・・・。 つまり、お金の貸し借りこそが金融で、いわば、お金のあるところから、ないところへと動いていくことが金融なのです。 お金 現代では、この金融は必要不可欠なもの…