金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

経済

実体経済と乖離

株の値上がりが続き、日経平均株価は4万円超え、これで私たちの暮らしは良くなるんでしょうか。 日本経済の再生に向けた一歩として、まずは好感を持って受け止められているとはいえ、株価と実体経済との大きな乖離(かいり)があり、ぬか喜びできない状態で…

家計金融資産、平均1,307万円

金融広報中央委員会が発表した2023年の「家計の金融行動に関する世論調査」によれば、2人以上世帯が保有する預貯金や有価証券など金融資産の平均額は、前年より16万円多い1307万円となり、株価上昇を背景に2年ぶりに増加したのだそうです。 家計金融資産 こ…

実質賃金2年ぶりマイナス

厚生労働省が発表した2022年度の毎月勤労統計調査(確報、従業員5人以上)によれば、物価変動の影響を除いた実質賃金は前年度に比べて1.8%減っっており、このマイナスは2年ぶりとなり、新型コロナウイルス禍からの経済回復などにより名目の現金給与総額は増…

日本の経済成長率2.4%

国際通貨基金が発表した新たな世界経済見通しでは、2021年の日本の経済成長率を2.4%と予想し、前回7月時点より0.4ポイント下方修正し、この下方修正は前回の0.5ポイント引き下げに続き、2回連続となり、夏場に新型コロナウイルスの感染者数が過去最高の水…

デフレには2つの意味がある

デフレーションというのは、物価が継続的に下落する状態のことをいって、通貨の価値が上がることを意味しているのですが、経済用語としては、供給過多・需要過多に基づく物価下落と定義されています。 現実的には、あらゆる経済活動が収縮することを意味して…

もはや経済大国ではない日本

かつての日本は経済大国として君臨しており、現在でも日本は世界第二の経済大国であることは間違いのないことなのですが、「経済大国」だからといって、国民一人一人が本当に豊かなのかといえば、現状を見る限り、豊かとはいえませんよね。 というのも、国レ…

M&A減損、世界で16兆円

M&Aに絡む損失が急拡大しているようで、2018年度は世界で約1550億ドル、日本円にして約16兆円強と前年度比で66%増加し、08年の金融危機後で最大となったようで、世界的なカネ余りでM&A価格が高騰していたところ、米中貿易摩擦などを受けた景気減速が重なり、…

企業投資、最高の52兆円

日本の上場企業が、2018年度に設備投資やM&A(合併・買収)に対して、約52兆円の資金を投じたのだそうで、これは過去最高の資金となったようです。 海外企業の買収が相次ぎ、小売りなどで人手不足に対応するための投資も増えているようで、中国景気の減速が…

経済の味方

経済というのは、個人ひとりひとりが、会社1企業1企業が自己の満足度を最大限に高めていこうとする行動に成り立っているというように考えることができるのですが、この個人や会社、一つに注目して経済をみることをミクロ経済といいます。 逆に、国の経済や世…