イギリスのシンクタンクZ/Yenグループが、最新の世界金融センター指数（GFCI 27）を発表し、世界金融センタートップ5は、1位ニューヨーク、2位ロンドン、3位東京、4位上海、5位シンガポールとなったようです。
ニューヨークとロンドンはそれぞれ1位と2位の座をキープしたのですが、3位の東京は順位を3つ上げて3位にランク入りしたことにより、上海は順位を1つ上げて4位、シンガポールが順位を1つ落として5位となったようです。
上海について「ここ10年、世界をリードする国際金融センターへと成長している。その発展には勢いがあり、安定しており、素晴らしい」と評価されているようで、東京もうかうかしていられませんね。
さて、今回のランキングの6位から10位は、香港、北京、サンフランシスコ、ジュネーヴ、ロサンゼルスとなり、なんとトップ20には中国から上海、香港、北京、深セン、広州の5都市がランクインしたのだそうで、やはり今後の中国は近いうちに世界の覇権国ともなりかねない勢いですね。
また、世界金融センタートップ10には、アジアから5都市がランク入りしており、獲得ポイントを見ると、それら5都市と2位の差はいずれも10ポイント以内と肉薄しているのだそうで「ニューヨーク・ロンドン・香港の三つ巴だった世界金融センターの勢力図は、近い将来、2都市の一騎打ちへと変わり、その一角を担うのがアジアの金融センターになる可能性がある」と予想されているのだとか。
