金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

経済の味方

経済というのは、個人ひとりひとりが、会社1企業1企業が自己の満足度を最大限に高めていこうとする行動に成り立っているというように考えることができるのですが、この個人や会社、一つに注目して経済をみることをミクロ経済といいます。

逆に、国の経済や世界の経済を図るためには、ひとつひとつではなく、ある程度のかたまりを想定する必要があって、例えば、税金を受け取っていく組織全体でまとめたり、給与をもらっている人全体で分類し、国や経済にどのような影響を及ぼすのかを見ることをマクロ経済といいます。

経済
経済
マクロ経済でいえば、企業や政府は他人から提供されたお金で運営されています。 というのも、企業は誰かのお金で運営されていますし、政府は、国民の税金によって運営されています。

それでは、企業や政府に資金を提供、つまり貸しているのは誰なのでしょうか?

まず、経済学では、企業でもなく、政府でもない人々のことを「家計」と呼んでいます。

いやいや「家計」っていうのは、毎月の給与収入や、個人や家族の生活に係る支出のことだろ??

まぁ、一般的にはそう考えるのですが、経済学においては、消費者のことを「家計」という言葉を用いて表現しているのです。

つまり、経済活動を行う主役たちのことを経済主体というのですが、これらは「家計」「企業」「政府」の3つに分類することができ、「家計」とは消費者のことを指し、「企業」は生産・販売活動を行う者、「政府」は財政活動を行う者のことを指しています。