金融庁は約1800種類ある銀行や保険、証券会社などからの申請や届け出を2021年度中にすべてオンライン化するようですね。
現在、9割超もの申請や届け出が紙の書類で受け付けられていて、非効率な手続きを改め、迅速なサービス展開を促していくようです。
さらに、金融庁だけでなく、金融機関にも顧客との取引の電子化も加速するよう促していくのだそうで、ようやくデジタル化に本腰をいれていくようですね。
なんでも、金融機関の規制を担う金融庁は申請や届け出の種類が多く、19年3月末時点で計1767種類あり、このうち1612件は紙のみで受け付けられているようで、オンラインで可能な比率はたったの8.8%にとどまるのだとか。
海外と比べると日本の遅れは著しく、アメリカはコロナ対応の中小企業支援ローンの政府への申請が電子で完結、イギリスは金融行為監督機構（FCA）が「コネクト」という電子システムを運用し、多くの許認可申請や報告手続きをオンラインで受け付けているのだそうで、いまだにハンコ文化なんて、太刀打ちできるわけがありませんよね。
海外のいいところは、効率化のためならドンドンと改革できるところで、どうしても日本は昔ながらのしがらみなどで、生産性を自ら落とし込めていますよね。
もっと世界と戦えるようになるためには、官民揃ってデジタル化に邁進しなければ、世界どころか、アジアでも取り残されてしまいますよね。
