金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

日銀、綱渡り

日銀の金融緩和の柱でもある資金供給量拡大が岐路にさしかかっており、過去に買い入れた国債が満期を迎え、大量に償還されるようですね。

2020年は購入と償還が差し引きトントンまで落ち込む可能性があるのだそうで、さらに購入を増やしてしまうと過度な金利低下を招きかねない恐れもあり、国債の大量償還をこなしながら、資金供給量の増加を維持するという綱渡りの政策運営が続きそうなのだそうです。

なんでも日銀が保有する国債のうち、20年に償還を迎える国債は1月末時点で前年比7%増の57兆円となる見込みだとのことで、日銀が国債買い入れオペで現状の買い入れ額を維持しても、11月には残高の増加幅は前年比約1.3兆円まで縮小する計算のようで、増加を維持するためには、買い入れ額の減額は限界に近づいているのだとか。

2020年、東京オリンピックがあるという記念すべき年にもかからわず、コロナウイルスが世界的に金融・経済にダメージを与えていますし、ここにきて日銀の国債償還が重なるわけですから、日本にとって2020年は分岐点ともなりそうですね。

政府の動きもこれまでとは考えられないくらい国民を馬鹿にした動きをしていますからね・・・。

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