金融のしくみ

金融は私たちの生活に深く関わっている。

企業投資、最高の52兆円

日本の上場企業が、2018年度に設備投資やM&A(合併・買収)に対して、約52兆円の資金を投じたのだそうで、これは過去最高の資金となったようです。

海外企業の買収が相次ぎ、小売りなどで人手不足に対応するための投資も増えているようで、中国景気の減速が逆風になる中、将来の成長に向けた投資を優先しているようです。

配当などの株主還元も増えたようで、日本企業の財務戦略は資金を「ため込む」から「使う」へとシフトしつつあるということのようですよ。

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稼ぎ

今回の結果は、金融・日本郵政を除く、上場企業約3600社のキャッシュフローや資産・負債の動きを分析したようで、工場や機械の取得・売却、M&Aなどの動きを映す「投資CF」の支出額は51.6兆円と前の年度比で3%も増え、3年連続で最高となったようで、投資CFは趨勢的に増えており、5年前を2割強上回る水準になっているのだそうです。

そうするとこれに金融・日本郵政を加えると、かなり巨額の資金が投入されているような気がしますね。

これまで「カネ余り」、資金をため込む傾向にあった日本企業ですが、ここにきていよいよ待ちの姿勢では何も改善されることがないということを悟ったのでしょうね。

まぁ、やっぱりお金を稼ぐためには、お金を投資しなければ、儲けられませんからね。