住信SBIネット銀行の預金残高が7兆円を突破したのだそうです。
2020年11月に6兆円に到達していて、1年2カ月で1兆円増加したことになります。
ネット銀行では、すでに楽天銀行が12月末に7兆円を超えたばかりとなっており、口座数、預金残高ともに、住信SBIネット銀行と楽天銀行が他行から頭一つ抜けていて、両行はそれぞれ上場を予定しているということから、今後もデッドヒートが続きそうですね。
住信SBIネット銀行は、リテールバンクとして総合的な強みを持っていて、住宅ローン取り扱い額は21年8月に7兆円を超え、業界首位を狙っており、また、銀行サービス基盤を企業に提供するBaaS事業をNEOBANKブランドで展開しており、ヤマダ電機、JALなど4社が活用しています。
スマホアプリの評価も高く、認証が必要な取引の際も乱数表やワンタイムパスワードの入力を必要とせず、アプリへのプッシュ通知と承認ボタンでセキュリティを確保しており、キャッシュカードなしで、コンビニATMで現金を引き出せる機能も備えていて、革新性が目立っています。
楽天銀行のマネーブリッジと同じく、SBI証券と口座を連携するハイブリッド預金サービスも提供しており、12年まではマネーブリッジと同様0.1%の金利を提供していたが、金利の引き下げを繰り返し、現在は0.01%となっています。