NHKが主な企業100社を対象に行ったアンケートによれば、日本経済が新型コロナウイルスの感染拡大前の水準に戻る時期は、半数近くの企業が「来年・2022年」の前半か後半と回答したのだそうです。
いまだに感染拡大が収束しない中、経済の回復に対する企業の厳しい見方を示しているとはいえ、実際にコロナ前の水準に戻ることはないような気がするんですけどね・・・。
アンケート中で、国内の景気の現状について認識では、「横ばい」が41社で最も多く、次いで「緩やかに拡大」が35社、「緩やかに後退」が16社、「後退」が4社、「拡大」はゼロとなり、無回答は4社。
まぁ、これ主な企業からのデータなので何とも言えませんが、これに中小企業などを含めると、もっと悲惨な数字が出てくるでしょうね。
ちなみに「横ばい」と答えた企業のその理由は、「個人消費の伸び悩み」が80.5％、「外出自粛や営業時間の短縮要請」が61％、「欧米経済の回復が不十分」が29.3％という回答となったようで、個人消費したくてもする場がないですし、それ以前にいつまで続くかわからない状況下で、アホみたいにお金を使う人なんていませんよね。
そして、日本経済が感染拡大前の水準に戻る時期についての質問については、「2022年前半」が最も多く27社、「2022年後半」が19社で、来年・2022年の間と考えている企業があわせて46社と半数近くになったとはいえ、感染拡大が収束しない中、経済の回復に対する企業の厳しい見方は続きそうですよね。
